ある日本語教師が、「一般コース ラージ 全体」をおこなった実施例を紹介します。
「2.実例シート(20)」を使い、テーマとしている日本語の授業の中の印象に残っている場面を書き出しました。41個の場面が書き取られました。
41個の場面をよく思い出し、全体を感じながら「3. 把握シート」をおこないました。
引き続いて「4. 深化シート」をおこないました。
「5. 再把握シート」をおこないました。
まず、実例カードを切り離しました。
内容の類似するカードをまとめグループを作ります。グループの共通性(類似性)を一文(パターンと呼ばれます)で表現し、ピンク色のカードに描きました。小さなグループが12個できました。
さらに、内容が類似している小グループを大グループにまとめながら、「6. パターンシート」を作成していきました。大グループの共通性(類似性)を一文(パターン)で表現しました。13枚のパターンシートができました。
パターンシートNo.3を、例として掲載します。
13のパターンをさらに統合し、11にしました。
パターン10とパターン12は授業外のことなので、これを除く9つのパターンで、ここから先の作業を進めていくことにしました。
「8. 交差シート」の「方法1」を用いて9つのパターンを掛け合わせ、72回の交差をおこないました。
「8. 交差シート」の1枚目を例として掲載します。
「8. 交差シート」と「6. パターンシート」を見直し、全体を感じながら、「9. 用語選定シート」をおこないました。
「10. 用語関連シート」をおこないました。
「11. 用語探索シート」をおこないました。
「12. 概念組込シート」をおこないました。
「13. 入替シート、比喩シート」をおこないました。
「14. 骨格文・結果文シート」をおこないました。
3つの結果パターンを「15. 結果パターンシート」3枚に、それぞれ書き取った。コピーしておいた「2. 実例シート」を切り離し、内容の共通性(類似性)を基準として「15. 結果パターンシート」に分類した。
「15. 結果パターンシート1」を、例として掲載します。
「16. 図解シート」をおこないました。
「17. まとめシート」をおこないました。
これでTAEは終了です。振り返りの成果を。今後の日本語教育実践に活かし、発展させていきます。